トイレトレーニングは、犬との生活をしていく上でも大事な事になります。
しっかりトレーニングできていないと、色んな所にトイレをしてしまって、部屋が汚れる原因にもなります。
その為、しっかりと教えて、同じ箇所で排せつをしてくれるようにしつけをしましょう!
記事の目次
犬の脳は人間でいう所の幼稚園児くらい
犬は人間と違い、嗅覚が優れていますが、脳は人間よりは劣ります。その脳の年齢は大体3歳~4歳くらいだと言わてれいます。人間であっても4歳くらいの子供ならトイレを決められた場所でする事ができたと思いますが、それでも失敗する事もあります。
犬は成犬になっても老犬になっても基本的には4歳くらいの脳しか持ちません。その為、トイレに失敗してしまっても仕方がないと思ってください。飼い主さんがイライラしてしまうと、犬にもそれが伝わってしまいます。
飼い主さんがゆとりをもって接してあげれば犬のトイレトレーニングは成功しやすくなるのです。
トイレトレーニングで必要なもの
トイレのしつけを教える時に必要になるものを紹介していきます。
あってもなくても良いですが、あると便利になります。
ペットシート
犬のトイレにはペットシートが必要になります。どこでトイレをさせるにしてもこれがあると片付けは楽になります。
最初のうちは色んな場所でトイレをすると思うので、ペットシートは余裕をもって準備をしておくと良いでしょう。
トイレトレー
なくても問題はないですし、使っていない方もいますが、あると便利なのがトイレトレーです。
子犬から教える時は、ペットシートをかじってしまう事があるので、シートの上にメッシュのカバーをかけてあげるタイプのものなら噛んでしまう心配は少なく済みます。
サークル
トイレをしつける時、大体はサークル内に設置することで失敗するリスクを少なくし、未然に防ぐとともに、成功率を上げる事ができます。
サークルは犬が普段暮らしている生活スペースとは区切ってあげて、トイレスペースが専用にあるようなものならばトイレのしつけはよりしやすくなるので、お勧めします。
中にはキャリーバッグに全て備わっているものもあるので、それを使ってあげても良いです。
キャリーバッグの記事はこちら
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トレーニング方法は?
犬には排せつしをしやすい時間帯があると言われています。しかし、必ずその時間にするとは限りません。ただ、朝起きた時、食事の後、寝る前には一般的には排せつしやすい時間です。トレーニングはこの時間帯を狙ってしっかりと教えていく事になります。
まず、朝起きたら排せつをしても問題ない場所まで犬を連れて行って、そこで用を足すまで待ってあげます。この時の場所はどでも構いません。ベランダ、お風呂場、サークルで囲まれたペットシーツの上、敷き詰めた新聞紙の上などが一般的です。
この時、犬をずっと見てしまうと、犬も緊張してトイレをしてくれなくなるので、あまり気にしないようにしながら横目でちらちら見るようにしてください。
しっかりと用を足したらしっかりと褒めてあげてそこから出してあげて、褒めてあげましょう。
ただこれをずっと繰り返し行っていきます。犬にも個性があるので、覚えが早い犬とそうでない犬がいますので、根気強く何回も行ってあげましょう。
サークルを使う場合
サークルを使う場合も基本的には上記の方法で誘導してあげて問題ないですが、事前に準備をしておかないといけない事があります。
サークル内の準備
サークル内にトイレトレーを設置してあげます。
もしトイレスペースがあるサークルならそのスペースに設置してあげて下さい。
犬をトイレに誘導
これは上記と同じで、トイレに行くタイミングでトイレの場所に誘導してあげます。
排せつを促してあげる
排せつを促してあげると犬がやりやすくなります。
ただし、気を付けてほしいのは、使ってはいけないコマンドを使わないようにしてあげる事です。
トイレがしっかりできたら褒めてあげる
決められた場所でトイレをする事ができたらしっかりと褒めてあげることが大事です。
この時はおやつをあげたり遊んであげてもOKです。
トイレに失敗してしまった場合
もしトイレに失敗してしまい、決められた場所以外で排せつをしている現場を見てしまったら、その場で低い声で叱ってください。犬にとっては低い声は叱られていると感じやすいのです。
しかし、留守番中などにしてしまっていて、それを帰宅後見つけたなどをしてしまったら、後で怒っても犬は何に対して言われているのかが認識できないので、何も言わずに片付けて下さい。
この時、臭いが完全に消えるくらいまで徹底的に処理をしてあげないと、またそこで同じように排せつをしてしまう事になります。
基本的にはお湯や薄めたお酢等を使ってあげると臭いもしっかりと落とすことはできます。
この時、一番してはいけないのは、犬を呼びつけて高い声でイライラした調子で怒ってしまう事です。犬は叱られた事に対してはなんのことなのかがわかりません。ただ飼い主さんに呼ばれて行ったら怒られた、くらいの感覚にしか思いません。
これが続くと飼い主さんに呼ばれる時は良くない事が起こると犬が学習してしまい、呼んでも来なくなってしまいます。
叱るのはあくまである程度できるようになってから
トイレが決められた場所でできない時にしないで欲しいことは、トレーニング初日から失敗してしまった事に対して叱ることはしないであげて下さい。
初日から決まった場所でできる犬はいません。失敗してしまっても仕方がないのです。しかし、その失敗を叱り続けてしまうと犬は排せつをしてはいけないと学習してしまい、飼い主さんの前では排せつをしなくなってしまいます。
そうなってしまうと、お散歩に行った時も排せつをしてくれなくなるので、後で直すのが大変になりますし、犬が我慢をしてしまうので、病気になりやすくなってしまいます。
尿の病気はこちらの記事で詳しく説明しています。
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気を付けてあげてほしい事
様々なサイトでは犬に用を足させる時に、「ワンツー、ワンツー」と声をかけるように書かれているものがありますが、これはしてはいけません。
この指示は盲導犬に対して出す指示になるのです。
犬に対して「うんち、おしっこ」と指示を出すのは外では憚られるためである事と、日本語だと性別、年齢、地域によって使い方に変化があるので、英語で、尚且つ周りからはわかりにくいようにする為に教えている指示になります。
盲導犬は仕事をしてる時のトレイは基本的には禁止されています。その為、この指示をしてしまうと、仕事中にも関わらず用を足してしまう事になるのです。
外国では問題になることはないですし、落とし物なども含めて周囲の人が片付けてくれることがありますが、日本ではそれが訓練されていないので、犬がパニックになってしまいます。
根気強く教えても必ず決められた場所でトイレをしてくれるとは限りません。
本能までは変える事ができないので、その場合は、なるべく外でトイレをさせるようにしてあげると良いと思います。
促しても排せつをしない場合は?
10分~15分くらいトイレの場所で排せつをしない場合は、少し時間をおいてもう一度チャレンジしてみましょう。
もし指示をしても排せつをしないからといって叱らないようにしましょう。
まとめ
最後にポイントをまとめておきます。
トイレトレーニングを成功させるポイント
- 失敗しても叱らない
- 失敗した場所はキレイに掃除をしておく
- きちんと決められた場所でできたら褒めてあげる
- トイレは清潔にしてあげる
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