犬種によってしつけは違う？犬種別のしつけの方法、特徴、性格などを解説

「うちの犬は頭悪くて、全然教えたことを覚えてくれない」と悩んでいる飼い主さんは多いと思います。

基本的にはわんちゃんのしつけ方法は、たくさんの本やサイトで紹介されていますけど、人間が十人十色なら犬も十人十色です。

頭の良いわんちゃんもいれば、そうではないわんちゃんもいます。また、性格もわんちゃんによって違いますし、犬種によってもバラバラです。

なので、同じようなしつけの方法をしても効果があまりない事もあります。

では、犬種によってしつけのしやすさはどれくらい違うのでしょうか？

初心者向きの犬の特徴はなに？

わんちゃんを飼うのに考えたいのは、「どんな犬を飼いたいか」です。

「好きな犬種を飼いたい！」という気持ちもわかりますし、それでもOKなのですが、初心者には飼うのが難しい犬種もいます。

なので、初めてわんちゃんを飼うなら比較的飼いやすいと言われている犬種を飼うのが良いでしょう。

では、飼いやすいわんちゃんの特徴をいくつか紹介します。

運動量が少ない犬を選ぶ

運動量が多いわんちゃんを飼うと、十分に運動させるだけのスペースが必要になってしまいます。

どの大きさのわんちゃんでも、平均的な散歩時間は30～1時間程度と言われています。1時間程度の散歩が必要なのは主に大型犬です。

しかし、運動量が多いわんちゃんだとそれでは足りない事もあるので、散歩時間も長く確保しなくてはいけなくなります。

その為、初心者にはあまり向かないので、運動量が少なくても済む犬種を選ぶようにすると良いでしょう。

比較的しつけが簡単な犬を選ぶ

頭が良く、人の言う事をよく聞けるわんちゃんを選ぶのも、飼いやすいわんちゃんを選ぶ時の条件になります。

小型犬を選ぶと良いですが、大型犬でもしつけがしやすい犬種がいます。しかし、大型犬の場合は、身体が大きい分、他のわんちゃんや人を襲う事がないようにより厳重なしつけが必要になります。

場合によっては訓練所に預けてしつけをしたり教わったりしないといけなくなってしまう事もありますので、注意が必要です。

無駄吠えをあまりしない犬を選ぶ

犬種にもよりますが、警戒心が強くて、無駄吠えをよくしてしまうわんちゃんもいます。こういうわんちゃんの場合は、根気強くしつけをしていく事が大事になりますし、わんちゃんの性格によっては完全に無駄吠えを無くすことができない事もあります。

無駄吠えの直し方はこちらを読んでみてください。

どうしても直らない時はグッズを使う方法もあります。

一軒家の場合はそこまで気にしなくても良いこともあると思いますが、それでも近所迷惑を考えるとできれば無駄吠えはしてほしくないと思います。

集合住宅に住んでいる人の場合、ご近所トラブルのもとになってしまう事もあると思います。

なので、もともと気質が穏やかであまり無駄吠えをしない性格の犬種を選ぶとこれらのトラブルを回避することができますし、飼い主さんも安心です。

抜け毛が少ない犬を選ぶ

わんちゃんには換毛期と言われる時期があり、春と秋には毛が生え替わります。

しかし、わんちゃんによって抜け方はバラバラで、抜ける毛の量が多いわんちゃんも入ればそこまで抜けないわんちゃんもいます。

抜け毛が多いわんちゃんの場合、部屋中がわんちゃんの毛だらけになってしまったり、毛がつきやすい洋服についてしまって取るのが大変だったります。

しかし、抜け毛が少ないわんちゃんの場合は、部屋の掃除、衣類に付着する毛の量などに神経質になることがないので、時間的にも気持ち的にも余裕をもって生活する事ができます。

毛の手入れに時間がかからない犬を選ぶ

全身が長い毛で覆われている犬種は、こまめにブラッシングをしてあげないといけないので、お手入れが大変です。

また、真っ白くてキレイな毛並みのわんちゃんの場合は、汚れが目立ちやすいので、美しい毛を保つための手入れが必要になります。

しかし、短い毛のわんちゃんの場合は、そこまでお手入れが大変ではないので、こまめにお手入れをしなくても問題ありません。

なので、初めてわんちゃんを飼うなら短い毛の犬種を飼うと良いでしょう。

ただ、長い毛のわんちゃんでも、プロにトリミングを依頼する事で毎日のお手入れを楽にすることもできます。また、子犬の時からトリミングやシャンプーに慣れさせておくと、お手入れの際楽なので、欠かさずやってあげましょう。

犬種別のしつけのポイント

それではここからは犬種別の性格やしつけのポイントに関してをそれぞれ紹介していきます。

プードル

家庭犬としての人気が非常に高いプードル。常に飼育頭数の上位にランキングしています。

被毛は単色が多く、白、茶色、黒などが多いです。

項目	説明
原産国	フランス
体重	トイプードル6kg～8kg、ミニチュアプードル8kg～14kg、スタンダードプードル16kg～25kg
体高	トイプードル20㎝～25㎝、ミニチュアプードル28㎝～30㎝、スタンダードプードル45㎝～
平均寿命	約16年程度（スタンダードプードルは約12年）
抜け毛	少なめ
散歩時間	約15分程度を1日2回くらい

トイプードルの性格

プードルは人懐っこく、友好的な性格で、頭が良いのでしつけがしやすい犬種です。

物覚えが良いので、初めてわんちゃんを飼う方でも非常にお勧めです。

友好的ではありますが、飼い主さん以外に愛想を振りまくことがなく、かといって威嚇する事もないので、他人ともうまく付き合ってくれます。

神経質な面もありますが、運動能力は高いです。しかし、散歩は長時間必要なく、短い時間を複数回おこなってあげる程度で問題ありません。

プードルの気をつける点

プードルを飼う上で気をつけたいのは、特徴的なクルクルの被毛がたくさんあるので、お手入れは入念にしてあげなければいけない点です。お手入れをしてあげないと被毛が絡まってしまいます。

こまめに手入れをしてあげるのが難しかったとしても、最低でも月1でトリミングしてあげるようにして、わんちゃん自体が過ごしやすい長さに切りそろえてあげるようにしてあげてください。

プードルのしつけのポイント

活発で体力があり、頭が良くて物覚えが良いので、毎日の散歩や運動と一緒に知的な遊びを取り入れてあげると良いでしょう。

運動不足やストレスが溜まってしまうと室内を荒らしてしまう事があります。また、いたずらを学習してしまうと、物覚えが良いプードルなのですぐ同じことをしてしまいます。

その為、良いことと悪いことを曖昧にせずしっかりと教えてあげると、学習してくれるので、悪いことは二度とやらなくなります。

毎日しっかりと散歩させてあげて、知的な遊びを取り入れたしつけをしてあげると良いでしょう。

一般的に覚えさせた方がいいしつけに関してはすぐに覚えてくれます。

パピヨン

フランス語で「蝶」を意味するパピヨンは、その名のように耳が左右に広がっていて、飾り毛が特徴的な小型犬です。

パピヨンはシングルコートなので、プードルと同じように被毛が抜けにくい犬種です。

美しく、ふわふわな毛並みなので、スキンシップをとりながら毎日お手入れをしてあげるようにしましょう。

項目	説明
原産国	フランス
体重	約4kg程度
体高	約20㎝～28㎝程度
平均寿命	13～15年
抜け毛	少なめ
散歩時間	20分～30分程度を1日2回

パピヨンの性格

パピヨンは、賢く、環境への順応性も高く、状況判断が得意な性格をしています。その為、飼い始めてすぐに家の環境に慣れてくれます。

大胆で明るい性格ですが、非常に繊細な面もあるので、室外で飼うのは不向きです。飼う際は必ず室内で飼うようにしましょう。

友好的ではありますが、非常に警戒心が強いので、最初は無理に近づこうとせず、少しずつ距離を縮めていってあげるとより仲良くなれます。

パピヨンは高い知性があり、300種類もある犬種の中でもトップ10に入るほどの頭の良さがあります。

パピヨンの気をつける点

パピヨンは生まれつき骨が細く、身体は強いとは言えませんので、激しい運動をすると骨折してしまう事もあります。

その為、運動はさせてあげたとしても、常に気を配ってあげるようにして、大切に扱ってあげてください。

パピヨンのしつけのポイント

頭が良いので良いことも悪いこともどんどん覚えてしまいます。

一度いたずらを覚えてしまうと何度も繰り返してしまうので、飼い主さんがしっかりと良いことと悪いことを判断してあげましょう。もしも悪いことをした場合、その場で叱るようにしてください。

悪いことだと学習してくれれば、それ以降はやらなくなります。

また、甘やかして育てると噛み癖や無駄吠えが多くなってしまうので、しつけをする時は多少厳しくしてあげましょう。

チワワ

チワワは、別名をアップルヘッドと言われていて、体格の小ささのわりに発達した大きな頭をしています。

チワワの名前の由来は原産国であるメキシコのテチチからきていて、テチチがチワワに似ている事から名づけられました。

アイフルのCMの「くぅ～ちゃん」で人気になった犬種でもあります。

項目	説明
原産国	メキシコ
体重	約1kg～3kg
体高	約12㎝～25㎝
平均寿命	約13年～18年
抜け毛	平均的
散歩時間	15分～20分程度を1日2回

チワワの性格

性格は明るく活発で、勇敢です。

また、非常に甘えん坊なので抱っこを嫌がる子は少ないです。その為、子供にもなつき易く、飼いやすい犬種です。

飼い主さんに対しては従順な為、ふてぶてしい態度をとる事もほとんどありません。チワワにとっては、飼い主さんは絶対的な存在なのです。

勇敢な性格なので、他人や他の犬に対して吠えてしまう事もあります。一般的にはあまりよくはない事ですが、いざという時に頼りになるわんちゃんです。

チワワのしつけのポイント

チワワは保守的な傾向にあるので、侵入者に対して非常に敏感に反応します。なので、番犬には向いていますが、それが強くなりすぎると無駄吠えがひどくなってしまったりします。

なので、子犬の時から他の犬などに触れさせてあげるのに、積極的に外に連れ出してあげましょう。

他の犬に挑んでしまう事もあるので、ドッグランなどで運動をさせる時は常にどこにいるかを把握しておいて、目を離さないようにしてあげましょう。

他のわんちゃんよりも運動量は多くなくても良いので、室内で遊ばせるだけでも十分ですが、20分程度は散歩をさせてあげるようにしてください。

また、しつけに関しては頑固な所があるので、根気強く教えてあげるのもチワワをしつけるコツです。

ポメラニアン

イギリスのヴィクトリア女王がペットとして飼っていたことでも有名なポメラニアンは、ドイツのポメラニア地方で誕生しました。

その地名からとって「ポメラニアン」と名付けられたと言われています。

項目	説明
原産国	ドイツ
体重	約2kg～3kg程度
体高	約22㎝～28㎝程度
平均寿命	約12年～16年
抜け毛	多い
散歩時間	20分程度を1日2回

ポメラニアンの性格

ポメラニアンは人間が好きで、他のわんちゃんにもフレンドリーな性格です。

活発で好奇心が強く、遊びが大好きなので、かまってあげればあげるだけ喜んでくれます。

じっとしているのが好きではないので、常に動き回っています。

また、主人に対しては忠誠心が高く、物覚えも良いので、仲良くなれば訓練しやすい犬種でもあります。

ポメラニアンのしつけのポイント

ポメラニアンは適度な運動や散歩、遊びなどをしてあげるようにしてください。

動き回るのがとにかく好きな犬種なので、ストレスを溜めないように常にかまってあげるようにしましょう。

ポメラニアンを迎え入れたら、子犬の頃から適度な距離感を保ってあげるように接するのもポイントです。

また、興奮しやすい傾向があるので、チャイムの音に反応したり、留守番をさせると吠え続けてしまいまう。

無駄吠えしやすいので、しっかりとしつけをしてあげる事が大事です。

無駄吠えの対策としては、知育玩具にわんちゃんの好物のおやつなどを入れてあげて気を引いてあげると良いでしょう。

ミニチュアダックスフンド

小柄で愛らしいミニチュアダックスフンドですが、元々は、キツネやウサギなどを狩る狩猟犬として飼われていた犬種になります。

項目	説明
原産国	ドイツ
体重	約4kg～5kg程度
体高	13㎝程度
平均寿命	約12年～16年
抜け毛	多い
散歩時間	20分～30分程度を1日2回

ミニチュアダックスフンドの性格

ミニチュアダックスフンドは、数あるわんちゃんの中でも怖いもの知らずな犬種です。

元々狩猟犬だったためその名残があり、活発で好奇心が旺盛な性格をしています。また、とても遊び好きです。

前向きで陽気な性格でもありますが、頑固な面も持ち合わせています。

適度に警戒心があるので、番犬としても頼りになります。

ミニチュアダックスフンドの気をつける点

ミニチュアダックスフンドは、警戒心が強い性格があだとなってしまい、初めて会った人や犬などに急に吠えてしまったりすることがあります。

家族や飼い主さんに対してはとても友好的ではありますが、見知らぬ他人に対しては警戒心をむき出しにしてしまうので、しっかりとしつけをする必要があります。

ミニチュアダックスフンドのしつけのポイント

ミニチュアダックスフンドはそれなりに賢く、活発で体力があるので、散歩や運動と一緒に知的な遊びを取り入れながらしつけをするといいです。

ストレスが溜まってしまうと、ケージの中を荒らしたり、部屋を荒らしたりしてしまいます。

間違った事をした時は、その場で叱るようにし、良いことと悪いことの分別をつけさせてあげないと、悪いことも学習してしまいます。

また、幼少期の頃は、噛み癖のしつけも大事です。

吠え癖をやめさせようとすると噛みつこうとする子が一定数いるので、甘噛みをしそうになったら静止してください。そして、歯固め用のおもちゃを噛んだら褒めてあげるようにしてください。

シーズー

中国で生まれた愛玩犬で、小柄な体と、長い毛が特徴的です。

項目	説明
原産国	中国
体重	約4kg～7kg程度
体高	約20㎝～28㎝
平均寿命	約10年～16年
抜け毛	多い
散歩時間	20分程度を1日2回

シーズーの性格

シーズーはとても人懐っこく、活動的な性格をしています。

また、社交的でもあるので、飼い主さん以外にも甘えてきます。見知らぬ人に警戒心をあまり持たないので、非常に飼いやすい犬種です。

赤ちゃんがいる家庭でも一緒に飼うことができるくらい大人しい性格です。

ただし、少し頑固でプライドが高い一面もあります。

シーズーの気をつける点

シーズーはおとなしい性格ではありますが、叱り方を間違えてしまうとすねたり、無駄吠えをするようになってしまったりします。

その為、しつけに関しては根気強く愛情をもって行うようにすると良いでしょう。

シーズーのしつけのポイント

シーズーをしつけるポイントはあまり怒らない事です。

怒って怒鳴ってしまうとすねてしまうので、成功したら褒めてあげるようにしつけをしてあげましょう。

褒めるのが9割、叱るのが1割くらいの気持ちでしつけると成功しやすいです。

また、おやつは一番のご褒美になるので、褒めてあげる時に一緒に与えるとしつけに対しても積極的になってくれますし、良いわんちゃんに育ちやすいです。

叱る時は短く一言で叱ってあげて、怒り過ぎない事もポイントです。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリアは原産国であるイギリスでは最も人気が高い犬種です。

わんちゃんを飼ったことがない初心者の方向けのわんちゃんとして日本でもそれなりに人気があります。

名前が長い為、「キャバリア」と略して呼ばれる事が多いです。

項目	説明
原産国	イギリス
体重	約5kg～10kg
体高	約30㎝～35㎝
平均寿命	約8年～14年
抜け毛	多い
散歩時間	30分程度（1日1回でもOK）

キャバリアの性格

キャバリアは、家庭犬としては理想的な気質があります。

とても穏やかで物静かな性格なので、見知らぬ人や外のわんちゃんに会っても優しく接する事ができます。

温厚なので、あまり怒ったり吠えたりはしません。

赤ちゃんなどがいる家庭でも安心して買うことができます。

また、家族で一緒にいるのが好きな犬種なので、できるだけ一緒に過ごす時間を増やしてあげるようにしてください。

キャバリアのしつけのポイント

キャバリアは、穏やかかな性格をしているので、しつけに関しては厳しくしないのがポイントです。

物覚えは悪い方ではなく、素直なので、スキンシップを大切にしながら甘やかさない程度に教えてあげればすぐに覚えてくれます。

訓練させるしつけよりは、愛情をもって優しく教えてあげる方が素直に覚えてくれるようになります。

そういう意味では、多少甘やかしやすい飼い主さんでもしつけはある程度はできる犬種でしょう。

柴犬

日本の犬の代表でもある柴犬は、昭和11年に日本の天然記念物に指定された犬種でもあります。

項目	説明
原産国	日本
体重	約8kg～10kg
体高	約35㎝～41㎝
平均寿命	約12年～13年
抜け毛	多い
散歩時間	1時間程度を1日2回

柴犬の性格

柴犬は、元々人間と一緒に狩猟につかわれていた犬なので、飼い主さんに対して非常に忠誠心が強く、なつきやすい性格をしています。

しかし、ベタベタくっついてきたりはあまりしません。

昔の名残で、とても活発で、運動量もとても多いです。その為、散歩時間もしっかりと確保してあげる必要があります。

また、保守的で防衛心がとても強いので、刺激には非常に敏感です。その為、とても怖がりな面もあります。

柴犬のしつけのポイント

柴犬は性格が幅広く、個体差があるので、しつけは難しくなることもあります。

テリトリーに入ってくる人やわんちゃんに対しては攻撃的な面を見せる事があるので、一定の距離を保ってあげる事が大事です。

しつけに関しては、信頼関係や上下関係をしっかりと構築して、甘やかさずにしつけをするのが良いでしょう。

また、ストレスが溜まるといけないので、1時間以上の長めの散歩をしてあげる事が大事です。

ゴールデン・レトリバー

ゴールデン・レトリバーの名前の由来は「金色の回収者」です。

元々は、人間がハンティングで撃ち落とした鳥などを回収するために作られた犬種だとされています。

大型犬の代表であり、人気が高い犬種でもあります。

項目	説明
原産国	イギリス
体重	約27kg～36kg
体高	約51㎝～61㎝
平均寿命	12年～13年
抜け毛	多い
散歩時間	1時間～2時間程度を1日2回

ゴールデン・レトリバーの性格

ゴールデン・レトリバーは、人間が好きです。

その為、セラピードッグとしては一番適した犬種といえます。

性格は活発ですが、大人になると大人しく温厚になります。なので、小さいうちはたくさん遊ばせてあげて、大人になったらゆっくりと生活させてあげると良いでしょう。

人懐っこい性格でもあるので、室内の家族が集まるリビング等で飼ってあげると良いでしょう。

また、回収犬の本能を刺激してあげるように、ボールやフリスビーでたくさん遊んであげるようにしましょう。

ゴールデン・レトリバーのしつけのポイント

ゴールデン・レトリバーは、物覚えが良い犬種ですが、集中している時でないと他の事に気が散りやすくなります。

また、子供の頃からしっかりとしつけておかないと問題行動をしてしまう事もあります。

なので、まずは飼い主さんがリーダーであることをしっかりと認識させ、信頼関係を築いてあげてください。

その上で、しつけをするようにしましょう。

しつけに関しては比較的初心者でも簡単にできますが、いけない事をした時は無視をするか、耳元で大きな音を立ててあげるのが効果的です。

ヨークシャテリア

ヨークシャテリアは「ヨーキー」の愛称で親しまれている犬種で、動く宝石といわれる美しい被毛が特徴的です。

原産国	イギリス
体重	約2.5kg～3.5kg程度
体高	約22㎝～24㎝程度
平均寿命	14年程度
抜け毛	少なめ
散歩時間	10分程度を1日2回程度

ヨークシャテリアの性格

ヨークシャテリアの基本的な性格は、とても大人しく、落ち着きがあります。

独立性がとても強く、用心深い反面、飼い主さんの事が大好きで、結構甘えてきます。

運動が好きで活発な部分もあるので、部屋の中に広めの運動スペースがあれば散歩時間はそこまで長くなくても良いので、比較的飼いやすい犬種といえます。

ヨークシャテリアの気をつけたい点

ヨークシャテリアは被毛がキレイな犬種です。

しかし、ほっておくと体毛がどんどん長くなってしまいます。その代わりに被毛は少なめな方ではありますが、一日おきにブラッシングをしてあげる必要があります。

動く宝石と言われるほどのキレイな被毛なので、お手入れは怠らず、キレイさを保ってあげるようにしてください。

ヨークシャテリアのしつけのポイント

ヨークシャテリアは、元々工場でネズミを捕まえる為に配合された犬種なので、負けん気が強いです。

その為、しつけをする際は飼い主さんの根気強さが重要になります。

ただ、好奇心旺盛でお利口なので、褒めて覚えさせるとたくさんの事を覚えてくれます。

しっかりと信頼関係を築いてあげればしつけのし甲斐がある犬種ではありますが、逆に下に見られてしまうとかなり苦労します。

また、叱る時は、わんちゃんが静かになるまで叱り続けることも重要です。静かになったら逆に褒めてあげましょう。

ヨークシャテリアのしつけで一番の難関と言われているのが「トイレのしつけ」です。

何故かトイレを覚えさせるのが難しい為、迎え入れたその日からトイレのしつけは覚えさせるようにしてください。

ドッグトレーナー森田誠さんの教材もおすすめ

森田誠さんの教材は、犬種ごとのしつけのDVDが揃っているので、自分の飼っている犬種に合った教材DVDを買うことができます。

もし教材の中に飼っている犬種がいない場合は、問題行動の近いものを選んだり、今回紹介した方法などを試してみてください。

森田誠さんに関しては以下の記事で詳しく解説しています。

教材の詳しい内容は以下をクリックしてみてください。

まとめ

わんちゃんによって性格がちがうだけでなく、犬種によっても性格が違うので、しつけをするのは一筋縄ではいきません。

しかし、わんちゃんの性格を理解しておけば、ちょっとした工夫をするだけで簡単に覚えてくれるようになるので、飼い主さんも非常に楽です。

なので、まずは犬種ごとのしつけのポイントをしっかりと抑えて、的確にしつけをしてあげるようにしましょう。

そうすればわんちゃんはしっかりと覚えてくれるようになります。