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愛犬との主従関係と信頼関係について
今回は、愛犬のしつけの基本となる「主従関係」と「信頼関係」についてです。この2つの言葉、犬のしつけの話となると絶対どちらかは出てくると思います。ざっくり説明すると…、
「主従関係」というのは、飼い主が「リーダー」となり、上から目線でしつけを教えていくというもの。
一方、「信頼関係」というのは同じ目線で愛犬との信頼関係を築き、それによっていうこと聞いてくれるようになりますよ。というもの。
ただ、どちらがしつけをおこなううえで正解か!?と断言するのは無理があると思います。少し乱暴な言い方をすると、行き着く先(ゴール)は、『いうことを聞いてくれる』ですよね。共通なんです。
なので、「愛犬と良い関係を築くのは、どういうアプローチがいいかなー」程度に考えるくらいでいいと思います。
これは僕の実体験になりますが、最初に飼ったミニチュアピンシャーの場合は、いつも寄り添って過ごしていました。広い公園などでは自由に楽しく過ごさせ、一緒に寝たりして完全に同じ目線であったと思います。比較的自由に過ごさせていましたが、いうことはちゃんと聞いてくれました。
ところがです、2匹目に飼った豆柴の場合…全くいうことを聞いてくれなかったんですよ。もう完全になめられてるな!って感じで。なので、2匹目の豆柴にはメリハリをつけて、少し高圧的なしつけをしたところうまくいったんです。もちろん体罰はしてませんよ!
つまり、
最初のミニピン→「どちらかというと信頼関係?」。
次の豆柴→「主従関係意識」。
といったところでしょうか?
僕の飼っている豆柴の場合、「主従関係が成り立っていない」→「しつけのトレーニングをする」→「いうこと聞かない」→「お互いストレスが溜まる」→「イライラして嫌われる」というかなりの悪循環を辿った経緯があります(泣)相手は成犬した柴犬だったので、手強かったですよ~。なんとかなんとか、主従関係を成り立たせてからは、しつけのトレーニングが驚くほどうまくいった…という経験もあり「主従関係」なくしてしつけのトレーニングはないのでは~と考えましたが、そしたらミニピンのしつけがうまくいった理由は?となっちゃうわけなんですよ。
結局、飼い主さんが愛犬のことをどこまで理解して、しつけができるか~という点が重要だと思いますが、難しいですよね(笑)
犬というのは群れで行動する動物です。群れの中で勝手なことをする犬がいた場合、その行動を制御・統率するのは強いリーダーなんですね。たまーに、動物園でオオカミをずっとみていると『あれがリーダーかな?』というのが1匹見つけたりしませんか?寝てる場合もありますが…笑。
そもそもの話、犬には人間社会のルールを守って生きよう!という認識がありません。それを飼い主さんがリーダーとなり、ちゃんと教えることによって、人間社会のルールとマナーを守って、愛犬と楽しく過ごすことができるようになるわけです。
人間の社会でも色んなリーダーがいると思います。「いいから俺について来いタイプ」、「大丈夫?面倒見るよタイプ」等々、どっちが好きかは人それぞれだと思うんですよね。。。
僕はそこらへん、犬も同じなんじゃないかな…と思うわけです。
主従関係の構築や信頼関係の構築
犬との主従関係は、犬と円滑に生活をしていく上では大事なもので、必須になります。
上でも書きましたが、犬には仲良くやっていこうが通用しないからです。犬は昔から群れを作り生活をしていました。そして、自分より立場が上の相手の言う事を聞き、その指示に従ってきたのです。
そして、その役割は飼い主さんでなくてはいけません。
今の犬との主従関係がどれくらい構築されているのかを確認するには以下のページで細かく記載しています。
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【犬との主従関係】確立されているかのチェック方法や確立する方法などを解説
犬と人間はなぜ他の動物にはない主従関係を構築する必要があるのでしょうか? それは犬は他のペットに比べて人間の生活に関わる事が多いからなんです。 犬との主従関係に関してはこちらの記事でも書いていますので ...
過程で育てられている犬は飼い主さんとの関係は主従関係ではなく、信頼関係でなくてはいけません。
信頼関係の構築は大事
そして、信頼関係を作るのがしつけなのです。
犬は人とは違うので、そこを大前提とし、犬という動物をしっかりと理解した上で、犬に信頼されるようにするのには同ればいいのか、どうしつければいいのかを常に犬の為に考えてあげて、その上でコミュニケーションをとっていく必要があるのです。
しかし、犬のしつけはネット上にたくさんあるので、どれが正しくて、どれが効果的なのかはわからないという飼い主さんもたくさんいますよね。
昔は、犬との散歩はリーダーウォークが絶対に必要であるとか、マズルコントロールは行うべきだとか、未だにそういった事を書かれている記事もあります。
もちろんそれら全てが古いわけではないし、それが大事としているドッグトレーナーもいますので、それは自分の愛犬の性格に合わせて飼い主さんがしっかりと見極めて行ってあげる方が良いと思います。
何故リーダーウォークが大事なのか、何故マズルコントロールをするのかを飼い主さん自身が理解していないと、愛犬にもそれが伝わってしまうので、愛犬は不安になってしまいます。
そうするといい信頼関係は生まれないので、愛犬が不安にならないように理由をしっかりと理解した上で行ってあげて下さい。
散歩の際のしつけの方法はこちらの記事で詳しく説明しています。
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【犬のしつけの基本】リード引っ張り癖のある犬の改善方法
犬のしつけと言われるとまず浮かぶのは「おすわり」「お手」「待て」などのコマンドを覚えさせることだと思いますが、それと同じように「散歩の方法」もありますよね。 犬が横にぴったりとくっついて良い子にお散歩 ...
リードを噛んでしまう時はこちらの記事で説明しています。
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【犬の問題行動】犬がリードを噛んでしまうのはなんで?
犬との散歩は犬にとっては楽しい時間ですが、犬がリードを噛んでしまって、なかなか散歩にならないって悩む飼い主さんもたくさんいると思います。 では、何故犬はリードを噛んでしまうのでしょうか、それには理由が ...