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【犬の問題行動】犬がリードを噛んでしまうのはなんで?

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犬との散歩は犬にとっては楽しい時間ですが、犬がリードを噛んでしまって、なかなか散歩にならないって悩む飼い主さんもたくさんいると思います。

では、何故犬はリードを噛んでしまうのでしょうか、それには理由がちゃんとあるのです。

その理由と対処法を解説します。

犬がリードを噛んでしまう4つの理由

犬がリードを噛むのにはいくつかの理由があり、飼い主さんはそれをしっかりと見極めてあげないといけません。

では、理由を一つずつ説明していきます。

興奮をしてしまっている

散歩で外に出ると犬はテンションが上がって興奮し、興奮状態を表すのに噛むことがあります。

リードを噛み、そしてそれが楽しくなるとさらに興奮し、それをやめさせようとした飼い主さんの反応を見て、さらに興奮してしまいます。

こうなってしまうとどんどんエスカレートしてしまうばかりです。

遊びになってしまっている

犬は本能的に引っ張りっこが好きな動物です。

犬がリードを引っ張る

飼い主さんが引っ張ってやめさせようとする

犬がそれを引っ張り返す

また引っ張る

といつの間にか犬にとっては引っ張りっこ遊びをしているのと同じ事になってしまいます。

この状態でいると、犬にはリードが楽しいおもちゃになってしまうので、噛んで引っ張ることが楽しい遊びであるとインプットしてしまう事になります。

ストレスが原因

犬にストレスが溜まってしまっていると、それが原因でリードを噛んでしまう事があります。

犬にとってのストレスの原因は以下のようなものが当てはまります。

・飼い主さんとのコミュニケーション不足
・厳しい訓練を受けている
・飼い主さんに理不尽な叱られ方をしたため
・散歩に制限が多くて思うように発散できていない
・生活環境

これらに加えて、リード自体がストレスになってしまっている事があります。

散歩に慣れていない

子犬や若い犬がリードを噛むのであれば、まだお散歩というものに慣れていないからかもしれません。散歩に慣れていないという事はまだリードにも慣れていない事になるので、リードが気になってしまうのも仕方がないですね。

視界に入ってきたものに興味を示して確かめる為に噛むこともあります。

リードを噛んでしまう時に行う対処法

犬を観察して、リードを噛む理由をしっかりと見極めたら、それぞれの理由に合った方法で対処してくことが大事です。

リードを意識させない

リードを長く持つと、犬の視界にリードが入るので、それが気になって噛んでしまう事があります。

これが理由の場合は、リードを噛まないようにする為に、短く持つことです。リードを意識せずに歩けるようになったら次はリードを見せて歩いてみて下さい。

これを上手くできるようになったら褒めてあげましょう。ここまで意識せずに歩けるようになったらリード噛むことはなくなります。

リードを変えてトライ!

リードが短い方が垂れてしまわないので犬の口に届きにくくなる為、短めのリードに変更してみるのも手です。

さらに、犬が噛みそうな部分がチェーンになっていたり、ビターアップル等の苦みがあるスプレーをリードに塗っておく方法もあります。

こういったことで、リードを噛むことは不快であると学習する事でしょう。

口から離すようなコマンドを覚えさせておく

口にくわえた物を口から離すようなコマンドである「ちょうだい」「はなせ」「だせ」などのコマンドを覚えさせておくと、犬がリードを噛んだ時に瞬時にそのコマンドを出してやめさせる事ができます。

コマンドを出してから犬が冷静になったらアイコンタクトをとり、リードから意識を逸らせさせるようにしましょう。

犬に伝わりやすいコマンド、伝わりにくいコマンドがあります。

詳しくはこちらに書いていますので、あわせて読んでみて下さい。

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ストレスがない散歩をするように心がける

ストレスが溜まっている犬は、リードを噛んでストレスを発散させようとすることがあります。
そしてそのストレスの原因はお散歩にあるかもしれません。

リードで引っ張られた時に首輪で首に負担がかかるのが嫌だったり、制限だらけで面白くないお散歩がストレスになっているのかもしれません。

これが原因である場合は、無理に引っ張ったりせずに、十分に匂いをかがせてあげたり、首輪に負担がかからないようにしてあげて下さい。

それから歩くスピードやコースに変化をつけてあげると犬のストレスが無くなるようにお散歩する事ができると思います。

お散歩に関してのその他の問題行動はこちらで詳しく説明しています。

こちらも合わせて読んでみて下さい。

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コミュニケーションを十分にとってあげる

お留守番が多かったり、飼い主さんが忙しくてかまってあげられてなかったりすると、コミュニケーションが不足しがちになります。

そうなると犬は構ってもらえないのでストレスが溜まります。ストレスが溜まると上記でも話したようにリードを噛むようになってしまいます。

コミュニケーションが不足しているなら遊んであげたり、トレーニングをしてあげたりして、犬としっかりと向き合う時間を作ってあげる事が大事です。

コミュニケーションが十分にとれていて、ストレスがなくなると、リードを自然とかまなくなるかもしれないですね。

その他の解決法

この他にも解決法がありますので、それを紹介します。

犬の前でリードを見える

リードを意識させないようにする、という事の反対ですが、あえてリードを犬に認識させてあげます。ただし、この時、首輪はしっかりと掴んでいましょう。

この状態で犬がリードを噛まなければ褒めてあげて下さい。

リードを噛んでしまう場合はマテの姿勢をとらせてからリードを口から離させます。この時リードを素直に離したらそこでもしっかりと褒めてあげて下さい。

これを繰り返し行っていくと、犬は自然と噛んではいけないものであると理解してくれます。

散歩中よりは、犬が落ち着いている状態で行ったた方が良いです。

散歩中は犬は興奮しているので、言う事を聞いてくれない事があります。それでは意味がないのです。リードを引っ張っている状態でも。噛んでしまっている状態でも犬にちゃんと教えないとわかってはもらえません。メリハリが大事になります。

犬がリードを噛む理由で意外な事

上記では犬の状態がリードを噛んでしまう原因になっていると話をしましたが、それ以外にも、歯の生え変わりの時期に噛むようになることもあるのです。

これは犬によっても若干変わってきますが、大体生後3~4カ月くらいの頃から歯の生え変わりが始まります。そして生後10か月くらいで永久歯に生え変わるのです。

その生え変わりの時期には歯がむず痒くなるので、周りのものを噛みたがるのです。その延長で犬がリードを噛むことがあります。

これが理由の場合は、永久歯に完全に生え変わると自然と噛まなくなっていくので、おやつに固い骨や歯磨き代わりにもなるようなものをあげるなどしてリードを噛まずに別のもので対処ができるようにしてあげると良いでしょう。

まとめ

犬がリードを噛んでしまうと、なかなかお散歩ができずに、時間ばかりがかかってしまいますが、それが今度は飼い主さんのストレスになってしまいます。

さらに、リードがを噛まれていると、痛みが早くなるので、頻繁に買い替えが必要になりますし、リードを噛みちぎって逃走してしまう可能性もあります。逃走してしまうと思わぬ事故になることがあるので、気を付けてあげて下さい。

飼い主さんの為にも、犬の為にも犬がリードを噛んでしまう時はやめさせてあげるようにしましょう。

その為には犬の観察をよくしてあげる事が大事です。

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