愛犬の為にもペット保険に加入しておこうと思っている飼い主さんも多いかと思います。
しかし、ペット保険に入れるとしても種類も多く、保険関係は結構複雑なので、どこが良いのかわからないって飼い主さんも多いと思います。
そこで、ペット保険に入るメリットなどを含めておすすめのペット保険を紹介していきます。
記事の目次
そもそも愛犬に保険は必要なのか
愛犬にとってペット保険はそもそも必要なのかを迷う飼い主さんもいますよね。
必要かどうかは最終的には飼い主さんの判断や考え方によってしまうと思いますが、愛犬の為には加入しておく方がより安心できると思います。
犬の病気やケガで動物病院に行ったことがある飼い主さんは実は結構多く、実に66%もの人が何らかの病気やケガで動物病院に通った事があると答えているデータもあります。
さらにその時の治療費は、平均して1万円~3万円が特に多く、次いで5万円~10万円以下が多い結果でした。全体的に見ると5万円以上の治療費がかかった飼い主さんは約50%と半分に上る結果になっています。
最近は犬も長生きになってきて、どんどん高齢化しているので、病院に通うリスクは高くなってきています。
ペット保険に加入しておくと予期しない出費に対してすぐに対応をしてくれて、飼い主さんも治療費を心配することなく治療に専念する事ができます。
そう考えた時、加入しておくのは決して損ではないと言えますね。
ペットの保険選びは最終的には好みになってきたりもするのですが、どの保険が悪くてどの保険が良いという事はあまりありません。
とは言っても、なかなかどこを基準に選べばいいのかはわからないと思うので、詳しく解説していきます。
ペット保険選びは補償割合と補償限度額を理解しておくところから
ペット保険はペットがケガをした時などに治療を受ける際、治療費を一部保険金として受け取る為のものです。
治療費の支払われるのが何%なのかは補償割合で決まります。それだけではなく、商品やプランによっても変わってくるのです。
そして、ペット保険はそのほとんどが補償限度額が設定されています。
ペット保険を選ぶ際はこれらに注意して選んであげると良いと思います。
補償割合とは何か
補償割合というのは、治療にかかった費用の何%かを保証金として支払われのかを表した数字の事です。
保険の内容によって異なってきますが、大体は50%又は、70%が保険金として支払われるようになっています。保険の中にはかかった費用を全額支払ってもらえるものもあります。
補償限度額とは何か
補償限度額は主に二つのパターンがあります。
ペット保険は年間で支払う保険金の合計の事を補償限度額としているものと、入院、通院、手術などの治療に応じて、保険金の限度額が細かく決められているものの二つのパターンがあります。
年間支払い保険金の合計が補償限度額としている場合
治療 | 支払いの限度額 | 契約中の限度額 | 年間の支払い限度額 |
通院 | 600,000円 | なし | 600,000円 |
入院 | 600,000円 | なし | 600,000円 |
手術 | 600,000円 | なし | 600,000円 |
治療によって限度額が細かく決まっている場合
治療 | 支払いの限度額 | 契約中の限度額 | 年間の支払い限度額 |
通院 | 1日で10,000円 | 年間で20日まで可能 | 200,000円 |
入院 | 1回で20,000円 | 年間で30日まで可能 | 600,000円 |
手術 | 1回で100,000円 | 年間で2回まで可能 | 200,000円 |
実際選ぶ時は何をみればいいのか
通院、入院、手術の補償、ケガなどの補償がある医療保険が良い
保険料を少しでも抑えるなら通院、入院だけでの保険、ケガだけを補償してくれる障がい保険が良いのですが、わんちゃんの病気はいろんなものがあります。
さらに、多岐にわたることもあるのです。
わんちゃんにしたら5歳以降になると老犬といわれる年齢に入ってくるので、思わぬ病気やケガで長期の通院が必要になったり、高額な手術をする事になったりします。
その為、よっぽどのことがない限りは全てを補償してくれる医療保険を選ぶことをお勧めします。
通院補償が特に重要になる
ペット保険で特に多いのは通院治療です。
ケガや病気でわんちゃんを病院に連れて行った時、通院治療をしたことがある飼い主さんは約64%もいます。逆に入院や手術をしたことがある飼い主さんは18%程度でどちらも同じ数字でした。
これらの数字からもわかるように、ペット保険で一番重要視したいのが通院補償であることがわかると思います。1日での限度額ももちろん見ておきたい所ではありますけど、それよりは日数が多い保険を選んであげる方が良いと思います。
目安は上記でも上げましたが1日10,000円以上である事で、25日以上補償があれば安心かと思います。
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入院補償の日数はそこまで見なくても問題ない
わんちゃんの場合は入院に関してはそこまで充実させなくても問題ないことが多いです。逆に充実させ過ぎてしまうのが問題であったりします。
入院させたことがある飼い主さんもいると思いますが、わんちゃんの入院はほとんどが年間で20回以内には収まってしまうのです。
ほとんど飼い主さんは1回の入院で長くても2日~10日程度の入院をさせた経験が特に多く、約70%程度になります。
ペット保険の中には入院補償を20日以上に設定していることがあり、補償を充実させているように見せている所もあります。
充実させているという事は、それだけ保険料が高い場合もあります。しかし、結局そこまで入院補償を使わなければ保険料はその分無駄になってしまうのです。
入院補償が少し低くても、通院や手術に関して手厚いか又は、保険料が安い保険を選ぶ方が上手に利用する事ができると思います。
手術補償は1回でも十分な事が多い
入院と同じように手術の補償は回数が多すぎるとそれも問題になってくることがあります。
人間の場合は手術をする事が多いので人間の保険に関しては手術にかかる保険は大事です。しかしわんちゃんの場合は年間で2回の手術をする事は極稀です。
手術のリスクを考えて高い保険料に入っておくのも間違いではありません。しかし、実際に手術を受けさせたことがある飼い主さんのほぼ90%近くが手術経験は1回だけと回答していますので、補償される回数は1回でも十分なのです。
なので、回数が多い代わりに高い保険料のかかるペット保険よりは回数は1回であってもその1回で100,000円程度の補償をしてくれる保険を選ぶ方が無駄にはなりにくいのです。
初めて加入するなら保険料を重視したプランがいい
保険は大きく分けると補償率を抑えた保険料が安いプランと、補償率が高く保険料も多少高いプランがあります。
初めて加入する場合はできるだけ保険料を重視したプランから入る事をお勧めします。
補償率が高い方が自己負担は少なく済みますが、毎月支払う保険料が負担になってしまう事があります。保険料が高くて結局は解約してしまったという事がなりかねないのです。
もちろん手続きをする必要はありますが、改めて補償を重視したプランに入り直すこともできなくはないです。しかし、そうなると手間が増えてしまうので、最初はできるだけ保険料は安いプランから入って様子を見るほうが良いと思います。
保険料があまり値上がりしないものを選んだ方がいい
ペット保険に限らず、保険関係は保険料の値上がりをされることがあります。そうなった時の値上がり率が想像以上に高くて、支払いが大変になってしまった、といった事になってしまう事があります。
保険料の値上がりは実に70%近くの飼い主さんが苦労した経験がある事がわかっているので、保険を選ぶ際は値上がりの少ない保険を選ぶようにしましょう。
【保険料があまり値上がりしないものを選んだ方がいい】
ペット保険に限らず、保険関係は保険料の値上がりをされることがあります。そうなった時の値上がり率が想像以上に高くて、支払いが大変になってしまった、といった事になってしまう事があります。
保険料の値上がりは実に70%近くの飼い主さんが苦労した経験がある事がわかっているので、保険を選ぶ際は値上がりの少ない保険を選ぶようにしましょう。
年間限度額が高めのものを選んであげる
これは保険料との相談にもなりますが、できるだけ年間限度額が高い保険を選んであげる方が良いです。
平均してほとんどのペット保険は500,000円以上の設定になっているかと思うので、わんちゃんの治療費でみれば大体70,000円~120,000円程度で見ておくと良いでしょう。シニア犬とかになると1回の手術で150,000円~400,000円程度になることもあります。
その為、年間限度額は高い方が後々の安心感が違ってきます。
まとめ
ペット保険は愛犬が健康に暮らせるようにするためには大事なものです。
その為できるだけ、加入しておいて、もしもの為に備えておいてあげると良いと思います。
最初は色んな項目があってわかりにくいかと思いますが、保険料と補償をしっかりと見極めるとどれが一番適しているのかがわかるようになりますので、まずは今の自分にあったプランなどを選んであげると良いかもしれません。