犬をお風呂に入れてシャンプーをした後、自然乾燥させると衛生的には良くないのでドライヤーとかで乾かしてあげる事がほとんどだと思います。
ただ、ドライヤーは使い方などを間違えてしまうと犬にとってはストレスになってしまい、逆効果になってしまいます。
間違ったドライヤーの使い方の記事はこちら
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記事の目次
【犬のお手入れ】犬のシャンプーやドライヤーを使う時の注意点
犬をお風呂に入れたり、雨に濡れてしまったりした時に、早く乾かすのにドライヤーを使う事があると思います。 しかし、そんなドライヤーも気を付けて使ってあげないと犬にとってはストレスになってしまったりしてし ...
そこで、犬にストレスを与えることなく乾かすことができるのがドライルームです。
ペットドライルームの商品詳細
項目 | 情報 |
組み立てサイズ | 幅720㎜×奥行470㎜×高さ480㎜ |
重さ | 全て含めて4.7kg 本体と送風誘導管で2.7kg、ドライファン1.5kg、バッグ0.5kg |
コードの長さ | 1.25m |
電圧 | 110V、周波数50/60Hz、最大消費電力1,000W |
連続使用 | 4時間 |
商品の素材 | ポリエステル600d(PVCコーティングされている)、ABS、PP、PE、スチール鋼 |
ドライヤーで乾かした時とペットドライルームで乾かした時の違い
ドライヤーで乾かした時、乾かしたいところにドライヤーの熱を与えると画像のようになります。
当てている箇所は乾きますが、その他の箇所には熱が逃げてしまいちゃんと乾かすことができていません。
さらに、同じ箇所にずっと当て続けると犬は熱いと感じてしまうので、少しずつずらしていかないといけないのです。
しかし、ドライルームは一点だけを集中的に乾かすのではなく、ドライルーム内全体が自然に近い温風を出してくれるので自然乾燥に近い状態にしてくれます。
このことでどの方向からも同じように乾かすことができて、乾かしムラを作ることがなくなります。
ペットドライルームに採用されているドラムファンは独自の構造をしていて、水分を蒸発させながら乾かしていきます。
この方法は、ドライヤーで乾かす時の「無理やり水分を飛ばす方法」ではなく、無理やり乾かさないので皮膚への負担もないのです。
水分の蒸発が始まると、乾くまでは一瞬です。長時間乾かし続けるのはどうしても犬にはストレスになってしまいやすいのですが、それがないので犬が嫌がることは少なくなると思います。
どれくらいで乾くのか
ペットドライルームを使った時、毛の長い犬種だと大体25分くらいで乾きます。
逆に毛が短い犬種だったりあまり毛がない犬種だと大体15分くらいで乾きます。さらに、小型犬なら2匹同時に乾かすこともできるので、さらに時短になります。
ペットドライルームは静か
ペットドライルームはドライヤーの音が苦手な犬にも使う事ができるよう音をできるだけ小さくなるように設定されています。
音をはかる「db(デシベル)」で言うと、美術館と同じ数字である48db程度です。
美術館は人間からしたら少し音がするかなってくらいのレベルで基本静かに感じますよね。
それだけでもどれだけ静かなのかがわかると思います。
では、なんでここまで静かなのかというと、ペットドライルームに付いているドラムファンというものに理由があります。
ペットドライルームのドラムファンには空気洗浄機に使用されている低騒音のドラムファンが採用されているためです。
コンパクトで組み立て簡単
ペットドライルームはとてもコンパクトで、取っ手が付いている専用のバッグにキレイに収納ができるので、使わない時の収納も場所をとりません。
慣れてなくても大体1分弱で組み立てる事ができて、慣れると数十秒でできます。
モードは3つ搭載されていて切り替えができる
ペットドライルームの専用ドラムファンは全部で3段階に調整する事ができて、季節などに合わせて使用する事ができます。
モードは以下のようになっています。
・スローモード
低温のモードで、温度は大体25度~30度程度です。
このモードで乾かす時は毛の長い犬種で40分程度、毛の短い犬種で20分程度で乾かすことができるので、少しゆっくり乾燥させるような時に使ってあげて下さい。
犬が熱いのを嫌がるならこのモードで乾燥させてあげるのも良いと思います。
・スピードモード
高温のモードで、早く乾燥させたい場合に使ってあげて下さい。
温度は大体30度~40度程度。
このモードでの乾燥の目安が上記でも書いた15分~25分程度になります。
時間をかけずに短時間で乾かしてあげたい時に使ってあげると良いと思います。
※スピードモードを使う時は必ず本体側面の窓を開けた状態で使用してください。閉めた状態で行ってしまうと本体内の温度が高くなってしまい、犬が体調を崩してしまう事があります。
・エアウォッシュモード
これは扇風機のモードで、送風機能です。
これを使うと、乾かすことはできませんが、夏の暑い時期にも犬を涼ませることができるので、快適に過ごすことができるようにしてあげる事ができます。
さらに、側面の窓を閉めておくと送風機の風で花粉やほこりを吹き飛ばしてくれるので、あとで中を掃除すれば犬をキレイな状態で部屋に入れる事ができますし、花粉症の飼い主さんも安心できます。
どのくらいの大きさの犬までOK?
ペットドライルームに入る犬の大きさは小型犬~中型犬くらいまでなら入れます。
そして、小型犬なら2匹同時に入れる事もできます。
大型犬を飼われている飼い主さんには犬自体が入る事ができないので、そこは少し残念な所かもしれません。
すんなり入ってくれるにはハウスを教えるのがとても便利です。
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どんなや飼い主さんにオススメなのか
ドライヤーが苦手な犬を飼っている
犬はドライヤーの音を怖がりますが、特に逃げ出してしまうような犬だとそもそも乾かす事すらできません。
そういった犬を飼われている飼い主さんにはお勧めします。
とにかく静かで、じっとしている必要もなく、ドライルームの中にいてくれれば勝手に乾いてくれるので楽です。
多頭飼いをしている飼い主さん
2匹以上のペットを飼われている家庭にお勧めします。
小型犬ならさっきも書いたように2匹同時にドライルームに入れる事ができるので、時短になります。
ドライルームに入れながら犬をトリミングする事もできますので、一石二鳥です。
自宅でのシャンプーが多い
自宅でこまめにシャンプーをする家庭なら活躍してくれると思います。
毎回お風呂に入れるたびに乾燥にシャンプーから乾燥させるまでに1時間半とか2時間くらいかかっていて大変だった飼い主さんでも、シャンプーから乾燥までが1時間するかしないかで終われるのは楽ですよね。
極端に寒かったり暑かったりするのが苦手な犬
冬の寒さや夏の暑さに対して弱い犬を飼っている飼い主さんにはお勧めできます。
ペットドライルームの中はある程度温度を保つことができるので、快適な空間として犬が過ごすことができます。
使っている方の声
使っている飼い主さんの実際の声をいくつか見てみましょう。
こちらの飼い主さんは小型犬なのか、2匹まとめて使用したみたいで、かかった時間はわずか40分だったそうです。
こちらの飼い主さんはパピヨンを飼われているようです。
毛が長い犬種なので、乾くのに時間がかかるようで、使ってみたら30分で9割くらいは乾いたようです。
パピヨンは耳が特徴的で、耳の部分だけは乾ききらなかったみたいなので最後はドライヤーを短時間だけかけて乾かしたみたいですね。
仕上げとしてドライヤーと併用して使ってあげるのも短時間なら犬もストレスにならないかもしれないですね。
まとめ
犬はドライヤーの音を怖がってしまうので、なかなかお風呂に入れた後の乾燥は大変だと思います。
犬がじっとしていてくれればいいですが、そうではない場合は、どうしてもドライヤー時のやってはいけない行動をしがちになってしまい、結果的に犬にドライヤーへの恐怖心を与えてしまう事になってしまいます。
しかし、ペットドライルームは静かで、乾燥は早く、犬を押さえつけておく必要がないので、犬自身もストレスを感じることなくお風呂後の乾燥をさせてあげる事ができます。
飼い主さんにも犬にも負担が少ないので、とてもお勧めです。